目的
グループホーム希望(のぞみ)は、「認知症対応型共同生活介護事業所」として2003年2月に開設しました。
開設当初より、中程度の認知症等で自宅生活が困難な高齢者の方、生活支援により共同生活ができる方を入所の基準としており、現在は当施設を増床し、定員を15名まで増やしています。
小所帯ではありますが、少人数ならではの家庭的な雰囲気を大切にした環境の中で、当施設職員、ときにはご入居者様同士で支え合いながら、日々過ごしております。
そのような中において、当施設ではひとつの目的を掲げています。それは、過度に依存しない日常生活のサポートで脳を活性化させ、また日頃よりレクリエーションなど、心身の機能訓練を行うことで、安心と尊厳のある生活を残った能力に応じてできるだけ自立して営むことができるよう支援するということです。
中程度の認知症患者の方は、日常生活の中において注意力が減退し、複雑な家事を行うことが困難であるため、ときに介助が必要になります。
当施設では、ご入居者様自身の負担にならない程度の役割あるいは一定の作業を行っていただくことで、自尊心を高め、日々の生活を前向きに送っていただきたいと考えています。
職員一同、ご入居者様のQOL(生活の質)向上のお役に少しでも立てるよう、努めてまいります。